佐倉城 歴史 資料館
佐倉城の歴史
千葉氏の第26代当主(1547-1557年)千葉親胤が大叔父にあたる鹿島幹胤に命じて佐倉城の築城を開始しましたが、親胤が反北条勢力の古河公方(足利晴氏)と手を結んだために北条氏康に攻められて捕らえられ、幽閉中に暗殺されたために工事は中止されてしまいました。
第29代当主(157?-1585年)千葉邦胤の代にも工事が試みられましたが、家臣の放屁を叱責したところ恨みを持たれて就寝中に短刀で刺されて死亡し、佐倉城の築城は再び頓挫します。
1610年(慶長15年)徳川家康の命を受けた土井利勝によって築城が再開され、佐倉城が完成しました。
1615年(元和元年)一国一城令により本佐倉城が破棄され、佐倉城が藩庁となりました。
佐倉藩は関東のなかでも大きな藩であり、歴代の藩主は老中などの幕府の要職に付く譜代大名が封ぜらられました。
佐倉城 縄張り
日本古城絵図 東海道之部(6).99 下総佐倉城 江戸中期−末期
「国立国会図書館デジタルコレクションより」
佐倉城 縄張り2
日本古城絵図 東海道之部(6).98 総州佐倉城図 江戸中期−末期
「国立国会図書館デジタルコレクションより」