春日山城 100名城 観光ガイド
100名城:32番
別名:蜂ヶ峰城
城郭構造:連郭式山城
築城主:上杉氏
築城年:南北朝時代
城主:長尾氏、上杉氏、堀氏
春日山城は、南北朝時代に越後国の守護であった上杉氏が越後府中の館(直江津駅南側の至徳寺館跡)の詰め城として築城したことが始まりとされています。
1507年(永正4年)、守護代であった長尾為景が上杉定実を擁立して守護上杉房能(関東管領・上杉顕定の弟)を追放し、新守護として定実が府中に入ると、長尾氏が春日山城主となりました。
春日山城は天然の要害を持つ難攻不落の城とされ、長尾為景、晴景、景虎(上杉謙信)、上杉景勝の四代の居城となりました。
1598年(慶長3年)上杉景勝は豊臣秀吉の命により会津120万石に加増移封し、堀秀治(堀秀政の長男)が春日山城に入城しました。
堀氏は春日山城で政務を行うことが不便であるため、1607年(慶長12年)に直江津港近くに福島城を築城して拠点を移し、春日山城は廃城となりました。
上杉謙信は毘沙門天を熱心に信仰し、戦いの前には毘沙門堂にて戦勝を祈願したそうです。
写真の毘沙門堂は1931年(昭和6年)に復元されたものです。
御守本尊として崇拝していた泥足毘沙門天尊は山形県米沢市の法音寺(上杉家の菩提寺)にあります。
春日山神社
山形県米沢市の上杉神社より分霊された上杉謙信公を祭神に祀った神社です。
1887年(明治20年)旧高田藩士小川澄晴(童話作家小川未明の父)が発起し、前島密(郵便制度の父)らの援助を受けて1901年(明治34年)に創祀されました。
境内には春日山神社記念館があり、上杉謙信公の遺品・資料などが展示されています。
春日山神社 地図
林泉寺
1497年(明応6年)越後守護代、長尾能景(上杉謙信の祖父)が亡父の17回忌供養のため創建しました。
上杉謙信は元服するまでのおよそ7年間を林泉寺で過ごしたそうです。
長尾氏、上杉氏の菩提寺で、上杉謙信や歴代藩主の堀氏、松平氏、榊原氏のお墓があります。
宝物館があり、上杉謙信ゆかりの品が展示されています。
林泉寺 地図
笹寿司
笹寿司は上越地方の郷土料理。笹の葉を箕のかたちに折ってつくり箕寿司(みずし)と呼ぶ地域もある。お盆やお祭りなどの行事を中心に、ハレの日の料理としてつくられる。
謙信公祭
開催期間:8月下旬
開催場所:春日山城跡、春日山城史跡広場、上越市役所春日野駐車場
上杉謙信公を偲び1926年(大正15年)から開催されている祭りです。
鎧兜に身を固めた出陣行列、かがり火の中行われる川中島合戦の再現、献納米合戦、大民踊流し、スポーツチャンバラ、ステージでの催し物、屋台もたくさんあります。
春日山駅 地図
春日山城 地図
春日山城 100名城スタンプ
スタンプは、春日山城跡ものがたり館に設置しています。
休館日および冬季休館の間は上越市埋蔵文化財センターに設置している他、スタンプ押印済みの用紙を入り口に設置しています。
春日山城 御朱印・御城印
春日山城の御城印は、上越市立埋蔵文化財センターで販売されています。
春日山城 交通アクセス
[鉄道]
東京 - JR新幹線(120分) - 上越妙高
上越妙高 - えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン(10分) - 春日山
[バス]
春日山駅 頚城自動車バス
時刻表
春日山・佐内線
春日山下または春日山荘前バス停下車
春日山城 駐車場
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