要害山城 続100名城 観光ガイド
要害山城
- 続100名城:128番
- 別名:要害城、積翠山城
- 城郭構造:山城
- 築城主:武田信虎
- 築城年:1520年(永正17年)
- 城主:武田氏、徳川氏、加藤光泰
武田氏の家臣であった駒井政武が記した高白斎記によると、1520年(永正17年)6月に、駒井政武の領地であった積翠寺郷の丸山が武田氏館(躑躅ヶ崎館)の詰城として取り立てられ要害山城が築城されました。
要害山城ふもとには積翠寺があります。1521年、大井夫人(武田信虎夫人)が積翠寺で武田晴信(信玄)を産んだと伝えられています。積翠寺の本堂の裏手には産湯を汲んだとされる井戸が残っています。要害山の山頂に築かれた主郭は東西73m、南北22mあり、周囲は土塁で囲まれていました。主郭跡には庭園に用いられていたと思われる石が残っています。
主郭に辿り着くまでに4つの門跡があります。
要害山の中腹の不動曲輪に不動明王像があります。
登山道には所々に石垣が残っています。
要害山城周辺の観光名所
積翠寺
武田信玄の母の大井の方が要害山城に逃げる途中、積翠寺で武田信玄を産んだとされています。寺の境内には信玄の産湯を汲んだ井戸があります。
積翠寺 地図深草観音
要害山城の主郭から西に2kmほどの所に、深草観音があります。深草観音は瑞岩寺が昔にあった場所にあり、甲州三十三観音霊場の第六番札所でした。中世の日本では観音信仰が盛んであったようです。 深草観音堂は瑞岩寺の奥の院で、巨岩をくりぬいた中に本尊を安置していました。本尊は現在、瑞岩寺に保管されており、代わりに三体の観音像が祀られています。
深草観音 地図深草観音堂の入口にある手水舎と灯籠です。
灯籠を少し進んだところに案内板があり、大きな岩の上に観音様の像があります。
観音堂に梯子がかかっていますが、危険ですのでお勧めできません。観音堂へは急な斜面ですが迂回路があります。観音堂の下には多くの観音像があります。
深草観音に辿り着く手前の大きな岩の間にも石仏や祠がありました。
要害山城 地図
要害山城 続100名城スタンプ
スタンプは、藤村記念館に設置しています。 休館日・時間外には、藤村記念館の正面玄関向かって右側にある黒色のポストの中に、スタンプを押した紙を入れてありますのでお取りください。
要害山城 御朱印・御城印
要害山城の御城印は、確認できませんでした。
要害山城 交通アクセス
[鉄道]
東京 - JR中央線(15分) - 新宿
新宿 - JRホリデー快速ビューやまなし号(2時間7分) - 甲府
新宿 - JR特急あずさ(1時間35分) - 甲府
甲府駅からバスで積翠寺下バス停まで約20分弱。
バスの本数は1日3本程度。
要害山城 駐車場
要害山城 周辺の観光情報・名物
積翠寺 |
深草観音 |