続100名城:198番
城郭構造:山城
築城主:知覧忠信
築城年:12世紀末
城主:佐多氏
平安時代末期、郡司であった知覧忠信が知覧城を築城したとされています。
1353年(文和2年)足利尊氏が軍功を賞して知覧の領地を島津氏第4代当主の島津忠宗の三男の佐多忠光に与えました。その後、応永年間(1394〜1428年)の一時期を除いて幕末まで佐多氏が知覧を領有しました。
知覧城はシラス台地の地形を巧みに利用した南北800メートル、東西900メートルの広大な城で、本丸、今城、蔵の城、弓場城の中心郭と周辺の出城で構成されていて、曲輪はシラス台地の縁の浸食谷を活用した深い空堀で仕切られています。